中沢クリニックだより
新年号(第50号)
[新年のごあいさつ]
 
皆様、新年おめでとうございます。新しい年のすべり出しは、いかがでしょうか。

*わが国においても、世界的にも、むずかしい問題が山積しており、なかなか明るい見通しが立たない現実があります。止まらないデフレ不況と少子高齢化に直撃され、社会保障政策がのきなみ財政的窮地に追い込まれているのが実情です。いろいろな給付や年金支給額は引き下げの方向へ、不景気による税収不足の埋め合せに庶民に対して増税の方向へ。仕事でも家庭生活の中でも、心身ともに負担が大きく、ストレスの増加となって、健康状態をそこなっている人もいることでしょう。こういう世の中を生き抜いていくには、「癒し」が必要なんだなあ、とつくづく思われます。

*医療の面では、健康保険制度の改定が予定されており、4月から社会保険本人の窓口負担が2割から3割へ引き上げられます。薬剤負担金を徴収しなくなるとは言え、多くの患者さんで、負担の増加が予想されます。また、老人保険制度についても、改革の方向が示されるのか、厚生労働省の対応に関心の持たれるところです。

*「中沢クリニックだより」は、本号が記念すべき第50号です。皆様への連絡事項を書いて発行しはじめたのが、平成2年11月で、以来、年4回の発行を続けてきました。相変わらず、手づくりの、見映えのしない体裁ですが、今後も継続して発行していきたいと思います。今回は、日頃、何かとご指導をいただいている人生の大先輩の方々に、文章を寄せていただきました。是非、ご一読下さい。

*今年、当クリニックは開院15年目にはいりました。内科・小児科の一般診療はもちろん、消化器内科や健康診断・人間ドックについても、さらに充実した内容にしていきたいと思います。この一年、皆様の身近なホームドクターとして信頼されるよう、少しでもお役に立てるよう、精一杯がんばっていくつもりです。皆様から、遠慮なくご意見やご要望を出していただき、当クリニックを育てていただければ幸いです。

[皆様へお願いと連絡事項]
*インフルエンザの予防接種は、1月も継続していますが、そろそろ流行の時期が近づいています。かかり初めに早く飲み始めると有効な飲み薬がありますので、インフルエンザと思われる症状がでたら、すぐにご相談下さい。また、解熱消炎剤の種類によっては副作用が問題となる場合がありますので、少しでも安全性の高い薬を選ぶべきで、しろうと判断をせず、かかりつけ医に相談して下さい。

*3月から4月にかけて、就職や退職などに伴い保険証が変わる方が出てくると思われます。保険証の変更が予定されている方は、早目に受付に申し出て下さい。

*進学や就職の際の健康診断を、当クリニックでおこなっていますので、どうぞご利用ください。予約は、不要です。所定の用紙がある場合は、ご持参ください。

*例年、春には多くの方がスギ花粉症でつらい思いをします。早目の対策をして、症状を軽くして楽にすごすのが、じょうずな対処法です。是非、早目に(2月のうちに、症状の出る前に)ご相談下さい。



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